六波羅蜜寺
六波羅蜜寺は、市聖(いちのひじり)と呼ばれる空也の「空也上人像」が有名です。「空也上人像」は、口から南無阿弥陀仏がほとばしる、13世紀始めの肖像彫刻です。少し足を曲げて歩きながら、町を回り布教をしている姿です。像内の墨書き名から運慶の四男康勝の作とされています。
空也は、平安地代、10世紀の人ですが、像に比べるとその行跡は良くわかっていません。社会が混乱する中、南無阿弥陀仏を唱えながら、遊行した姿が想像されます。後の、浄土宗を起こした法然の活動に繋がったことは間違いありません。
像は、当寺院内の令和館に安置されており、撮影禁止です。昨年令和館が開設されるまでの間、東京国立博物館で間近に拝ませて戴けました。その際も、勿論撮影禁止でしたが、当館の場外に大きく表示されたポスターのアップを掲載させて戴きます。
蛇足ですが、当像を京都から東京国立博物館に運搬された日本通運の担当者の方のインタビュー記事を見たことありますが、口から出た阿弥陀仏が取り外せない、曲がった足のため、立てたまま運搬した等、苦労の連続だったそうです。
六波羅蜜寺は、寺名と通り、六波羅に位置します。寺内には、平氏六波羅第と六波羅探題府の路標(時代は良くわからないと思います)が、残ります。
